2017年3月6日月曜日

PD(パニック障害、パニック症)治療記 -自分の失敗から学んだ事- 15 "身内や友人にPDがいたら"


もし、友人や身内、近しい人にPDの人がいたらどうしたら良いでしょうか。また、自分がPDの場合、周りにどう理解を求めていったら良いでしょうか。

これは大変難しいし、何か方程式のようなものがあるわけではないので、特に正解などあるわけがないのですが、自分が感じた部分をいくつか書いてみようと思います。

まず、私がPDになるまえ、統合失調症を患っている親友がいました。
自分の状態がわからず内科周りをしていた私を心療内科に導いてくれたのも彼です。その時は、彼の辛さ苦しさは私にはさっぱりわかりませんでした。今でもわかってないと思います。

まず患者側の視点から考えると以下の様なことを頭の片隅に入れておいても良いかもしれないです

・PDの苦しさ、辛さを理解してもらうのは難しい
・脳機能の異常であることを伝える(精神というオカルティックな話に持っていかない。あくまで科学的、医学的な疾患であるという部分を伝える)
・現状何が出来ないかはそれなりに細かく伝える(何が辛いかは理解できないと思うので、辛いことではなく出来ない事を伝える)

やはり、苦しさつらさを伝えるのは難しいです。症状的には人それぞれですし、他の疾患を併発している場合はなおさら伝えるのが難しいというか。その辛さに関しては、同じ疾患の人と共有したりするのが良いと思います。いろんなコミュニティを利用するなりして。

精神疾患というと、精神障害とか名前のお陰で、精神に異常をきたして、通常の人間の生活が出来ない人と一括りにされてしまうこともままあります。もちろんそういう精神疾患の方もいらっしゃいますが、PDは突然人に斬りかかったり、誰かを襲ったりするようなものではないです。なので、脳機能の異常で過緊張、不安症状が出るので、このような事が現状できなくなりましたといった具合に伝えるのが良いのではないかと思います。不安症状が出るとなぜそれができなくなるのかとなったら、辛い部分をお伝えしていけばよいかと思います。

何が今のところ出来なくなったかは、きちんとお伝えするのが良いと思います。混んでいる電車はだめ(空いている電車なら大丈夫)であるとか、家から離れた夜の繁華街で、混んでいる居酒屋での打ち上げは無理とか。重要なのは何も出来なくなったわけではなくて、特定のことが今は出来なくなってしまっているという事を伝える事だと思います。
同時に、どの位なら出来るのかもお伝えすると良いと思います。空いているお店でのランチミーティングなら大丈夫とか、空いている時間帯の各駅の電車なら大丈夫とか。出張も泊まりは無理だけど、日帰りならなんとかなるとか。

身内や仲間、同僚などにPDの方がいらっしゃる場合は、せめてこの辺だけでも頭の片隅に置いていただけると助かります。

・PDにはどうしても出来る事と出来ない事が出てくる。それが例え以前出来ていたことでも。
・付き合いが悪くなったわけでも、出不精になったわけでもない
・そのうち治る(すぐではない)
・普通に会話など楽しめる。何か変わったわけではない。(俗に言う頭がおかしくなったわけではない、機能的におかしくなったわけではあるけども)

こんな事を感じていただければPDの人は少しは救われるかなと思います。